はれ、ときどき一期一会

2024年も走り続けることにした。

こわいはなし。

今週のお題「怖い話」


今怖いのは「3密」
窓を開けない会議室に大勢で集まって会議、とか
体温を感じるほどの近距離に密着、とか

あるいは「オンライン会議」
もうなんか対面じゃないから上の空。
議題把握できてない。
マイクオフにして意見は出さない。
結局まとまらないから時間のロス。
なのに対面と違って生産性が悪いとか何とかで繰り返し会議。


とかそういうこわい話ではなく


あるキャンプ場にて。

過ごしやすい季節ですが混んではいないくらいの日でした。
利用者が少なくなり、人はまばらになったキャンプ場。

なんだか気になるけどできるだけ近づきたくない
そんな雰囲気の場所がありました。


そこはキャンプ場のバンガローエリアなのですが、
そこでも、あるエリアだけちょっと雰囲気がちがう。
バンガローじたいはほかのバンガローと特にちがいはない。
どこも似たような感じの小さなバンガローです。

なにが、と言われると具体的なことは言いにくいのですが
ただ
「そこに誰かがいる。」


こんな感じの・・・ということしか言えないのですが
存在がある、という類の話です。

それはどんな様子か、という細かい描写は回避します。
すみません。服装とか性別とか。

ずっとこちらをおだやかに見ているようだけど
決してそちらに行ってはいけない気がする。

これは同行者も感じたことです。
ですので同時に複数の人間が脳の認識を誤ってしまうことはある、
のかしら、とも考えました。
その場の雰囲気で恐怖を生み出し、想像した存在が「視認」された、のかと。


そのバンガローのところまで近づくことはしませんでした。
だからそこに何があるのか、何もないのか、わからない。

こちらをじっと見ているのに気づくと消えてしまう。
引き寄せられるようにボールが転がっていく。

とは言っても何か得体のしれない恐怖、ではなかったので
いつもどおりたっぷりデイキャンプを楽しんで
夕暮れ、片づけて引き上げるとき、じっとこちらを見ている。
それは見守っているのか、ただ見ているのか
悪意を感じない視線、でした。


そんなキャンプ場での話です。
山の中だから、スズメバチよりはいいかな。と。



しばらくそこには行っていませんが、
先日、キャンプに行きたい病になったので
最近の状況はどうかな、と調べたら
それまで学校などからも研修に来るような地味で素朴なキャンプ場は、
ちゃっかりグランピングもできる洒落たエリアが!
かなりびっくりしました。

全然素朴じゃない。



でも行ってみたいです、ひさしぶりに。
素朴エリアでもいいから。
とにかくスズメバチさえいなければいいので。


グランピング場になってしまったエリアにも
じっと見ている誰かがいるかもしれないけど。

それは行ってみないとわからない。





※これは別の話ですが、

 とある観光地の島でのんびりしようと訪れた折、
 散策しているとゆく先々でスズメバチに「警告」を出され
 ほうほうのていで逃げては違う場所に行くのですが、
 どこへ行っても別のスズメバチから「警告」を出され
 死に物狂いで退避する、という経験がありこれが「最恐」でした。

 巣、多すぎ。
 さすがに多すぎ。
 観光地、の看板を掲げているのに駆除間に合ってなさすぎ。


 彼らは必ずといっていいほど「警告」を出してくれるので、
 あれでも「親切」ですから
 無傷で島を脱出できました。
 
 さすがにそれ以来二度とその島へ行く気にはなれません。

 あの顔がアップで近づき、「警告」を聞くのはもうこりごりです。
 

news.yahoo.co.jp


 スズメバチの「繁忙期」だったのでしょう。
 もしも警告に気づかなかければかなりこわいはなしでしたが・・・