はれ、ときどき一期一会

2024年も走り続けることにした。

感染症×雇用×レジリエンス

夕方からの冷え込みや強い風、雨が、
落ち込んだ気分をなんとなく吹き飛ばしてくれるような気もする、
やっぱりしょんぼりるこっくです。

怒涛の今月でした。

この感染症が他人事ではなく、かなり身近に思えるようになったのも、
とある企業での仕事がはじまってからでした。

これまでお付き合いのあった会社ではまず、
インフルエンザが流行すれば、「課」まるごと業務遂行困難にもなるので、

手洗いや消毒、マスク、体調不良とみられる人にはお休みを促す、
職場での換気にも「寒いよー」というほど真冬でも窓を開けたり、
扇風機をまわしたり、徹底したところばかり。

受動喫煙についての対応も厳格で、
「喫煙は病気です。」の掲示健康被害など、啓発活動もあり、
喫煙者の動線も設定されたり、敷地内禁煙、全館禁煙、ということもありました。

呼気による三次喫煙も周囲からすぐ指摘されるので、
喫煙者がふだんからマスクする、ということもよくありました。

そんな対応にながいことなれていたせいか、
こちらでの対応や、安全衛生などの方針は衝撃的なほど落差が。
まだこういう会社もあるのだな、と思うまででした。

しかし咳き込んでいても出社してくる。感染症の話が出る前からそうだったようで。
この注意喚起がされてからも変わることはありませんでした。

げほげほしていた方が熱があったから休んだというのに
翌日出てくるけど顔色悪い。たぶん具合悪そう。髪もぼさぼさで病人のよう。

怖かったです。
周囲も「元気だから」か、ほとんどがマスクをしない。
風邪かもしれないけど怖い。会議も平気で3密。

なにしろ長期にわたり体調が悪い人は多かった。
やっぱり怖い。

とにかく這ってでも出社。

そんな雰囲気なので、テレワークとか「近未来すぎて無理」

それはわかっていました。

ゆっくり変えていくほかないのか、でもそんなに待てないなもう。
古い体質がすべて悪いとは言いませんが、
あまりにも旧式すぎる、決断のスピードはもちろん仕事の進め方も。
取引先との信用問題にもかかわることで。

メールの返信のスピードや、文面にさえ違和感をおぼえながら
もう無理かもしれない、と悶々として。
ある方がいうには、非効率的なことをしているのがうちのとりえ、だと。
いや、顧客を待たせすぎるとグローバル市場では危険水域です。

せめてこの事態ではコミュニケーションもとりやすいテレワークに移行して
安全策を、と提案しましたが、

先日の記事にも書いたように玉砕。

lecoqworks51.hatenablog.com


lecoqworks51.hatenablog.com

lecoqworks51.hatenablog.com



そしてなんとか立ち直ろうとはしているなか、要請が。

headlines.yahoo.co.jp


テレワークは無理、この業種では無理、と考える人たち、
この要請をどう受け止めているのでしょうか。

それでも「いやいや、テレワークとか仕事じゃないでしょ。」
「あれは時短とか育休とかの福利厚生策でしょ。」
としか考えられないのかな。

働きたい人が安心して働けるようにするのは
事業者の責務で。

ただでさえ人材が不足している業種ならよけいに。

若い人に働いてほしい、しかももっと利益が欲しい、
でも募集しても人が集まらない。

思考停止していないで、解決方法をちゃんと考えてほしい。

時代遅れの会社に、人がいくらでも見つかるような時代ではありません。
この感染症に、人も企業もレジリエンスを試されています。

半年後、一年後、今は想像することもできない状況になっているのかも。
体調管理だけでなく、自分の棚卸しをして未来への準備をしたいと思います。



www.nikkei.com