はれ、ときどき一期一会

2024年も走り続けることにした。

いやなものはいやなのよ。

仕事をしていても女性はいまでも蔑視されたままだと感じます。
あ、これ女性目線の話です。
ただし、どんな性別であっても起こっていることではあります。
そう、セクハラが主なお題です。そして最後にメッセージを書きました。

セクハラもすいぶん減ったね、時代は変わってきたね、とは思えません。

それいつから?
そうね、数十年。少なくともさして変わっていないと思います。

勇気を出してSNSに発信してくれる人たちの後押しもあって
表面には目立たなくなったようだけど、変わってない。根底は変わってない。

実質的には女は女、という対応があからさまに見えるあの瞬間、ぞっとします。
いまここに、性的な接触を求めて参集したわけではない。
仕事のために参集しているにもかかわらず。
なぜそのような話題を?といった切り口での対話。
支配者としてのマウンティングの常套句はほんとうに気持ち悪い。吐きそう。
その場で吐いてもいいけど、何か吐き出すのももったいない汚い空気。

そしてこの言い方も不快ですが、女の敵は女、というお題によくすげかえられる。
同性でさえもセクハラを「それくらいへるもんじゃない」と言うひとはいます。
むしろセクハラの対象として、あたかもいけにえのようにされることも。
それは決して女の敵は女、とかいうことではない。
ただの敵、にすぎません。

そういった人は別の問題を抱えているのはほぼ間違いないので
そういうところまでこちらは対処できません。
専門機関で治療なり受けていただくほかないでしょう。

迅速に実行すべきは、異常な人物といかに離れるか、だけになってしまいます。
なんの打つ手もないこともあって悔し泣きやら泣き寝入りやら。

しかし
「社会が複合的な問題を抱えてその病巣が深いからこうした問題は解決が難しい。」

ではすませられません。済ませられるはずがない。逃がしませんよ。

その人が不快と感じたらそれはハラスメント。
心細くなって相談すれば
「さらっと聞き流せ」「減るもんじゃないから我慢しなよ」 
と言われ続けて行き場のない苦しみのなかで居場所を失い心も閉ざしてしまう。
生き残るために超不快な言動も、それくらい聞き流しておくのは当たり前、
と受け止められるようになったふりで生きるほかない。

ほんとうははらわた煮えくりかえっていますよ。もちろん。
殺気を抑えられません。相手がだれであってもね。記録だけは残します。
その悪趣味なマグカップに呪いをかけてる人は少なくないとみていました。
しばらくして季節外れの異動、お気の毒さま。
組織は問題が起きるのを嫌います。

懲りずにむしろそんなセクシャルな言動を喜んでるのだ、
というおぞましい勘違いをする輩。
Noと意思表示することが、わがままであるかのように言うの
いい加減でやめましょうね。
ああいうひとたちは、妻やパートナーや娘が同じ扱いを受けても平気なのかしら。
だとしたらそれもせつない。これまたお気の毒なかぎりです。

見て見ぬふりする事なかれ主義のひとがいるのもしかたないのでしょうが、
解決方法を示したり、それとなく行動に目を配るなど
できることをしてくれる人たちもかならずいます。

我慢しないで誰かに言ってみてほしい。言えないなら記録していてほしい。

ほんとうに許しがたかったのは、「それくらい聞き流せば」「受け流せば」でした。
この我慢が当たり前という対応、そろそろうんざりです。
いやなものはいやなの。
気持ち悪いのよ。わかってほしいとか言ってないのよ。

年齢や見た目のイメージだけで大幅に変わる対応にも
怒りを抑えられないほど許しがたいものがあります。

知人はそれで悩み、静かに体調を崩しました。
誰にも信じてもらえないのではないか、
若い人と違ってこんなこと思い込みだと言われるのではないか、と。

苦しいのに辱めを受けるなんて周りの扱い!どういう神経なの?
あまりの出来事に別の部門の方に相談すると、
「あそこには女性いたっけ?」とのたまう。

あの言葉、忘れたいのに忘れられません。無礼きわまりないです。
ジョークが下手なんですよね、ええ。知ってます。最悪のセンス。

では、「ここには男はいないのですね。」と返すべきだったのでしょうか。
いっそそう言い放ちたかった。

いや、
「そのあなたのいう女性とは思えない人に
男とは思えない人がセクハラをしているのですよ。」
そうはっきり言うべきでしたね。

言葉少なく話す知人に、
あなたは間違ってない、我慢しないで、それはセクハラよ。と憤ったら
とてもほっとしてくれた。もっと早く気づけばよかったけど。

理解してもらえるとわかって少しずつ元気を取り戻し、
上司や周囲もその人物が近づかないよう目を光らせるようになりました。
ジョークのセンスが悪いひとたちも含めて。

病的な要因があったとしても、不快な思いに苦しむ理由にはなり得ません。
原因はなんであれいやなのです。
限りなく不快なのです。いや、これ以上ないほどに。
そこに病気のせいなんて言われても迷惑千万なんです。

職場で病む人が増え、異常行動が増え、
そのせいで精神的にも被害を被る人が出てきてしまう。

まれに見る光景ではありませんでした。
それはあまりにも身近で、ふつうに起こる現象で。

そんなことが起こっていても見て見ぬふりをしないでほしい。
できれば寄り添ってあげてほしい。
助けてあげてほしいのです。

こんな事例のほかにも驚くようなことが働く場所、職場では起きています。
大人だから我慢しよう、うまくかわそう、ではないのです。

本人にとってはとても苦しく、誰にも言えず、
そのつらさで、身体を壊してしまうほどなのです。

異常な行動をする人は病気なので、行動を変えることはまずありません。
繰り返し、ターゲットを変えるだけ。
うまく排除されてもまた別の場所で異常行動をします。
それはわたしたちに対応できる解決できることではないです。

そして、セクハラとはまた異なる強い攻撃がDVです。
これも近年ようやく注目されるようになったかな、という感じです。
そのおそりしい実態はまだ理解されておらず、認識も甘いです。

セクハラとDVをいっしょくたにする気はありません。
ただし人を支配しようとする異常行動の点では同じ類だと思います。
その危険度は異なり、より攻撃的なケースが多い。
どちらも犯罪です。

DVの加害者は、支配欲を最優先し、その根底には自分の弱さを隠しています。
一人になるのが怖い。
だから捕まえた獲物、パートナーにはおぞましい行動に出てきます。
まるで愛情を注いでいるかのようにみせかけ、よそおい、
三者からは魅力ある人物にみせることもあります。

そして密室では、脅す、相手の人格を否定する、残酷なほどに孤立させる。
被害者が病気である、ダメ人間である、問題の多い人物であるように
周囲に思い込ませます。
映画や小説のような話がそこで起こります。

それはなぜか。
自分だけが強い存在だと思い込ませるためです。
むしろ小さく、弱い自分を大きく見せるためです。
全員そうだったとまではいいませんが、多くは成育歴に問題が見られます。
寂しさや孤独、信頼関係や自尊心、成功体験に欠けるなど、
親から否定されていた、無視されていた、自身も酒乱の父がいた、なども。

だからといってこうした家庭環境の方がすべてDVの加害者になる可能性が高い、
というのはあまりにも短絡思考でそれも危険。
大問題です。もっと深い。そして人は弱い。
被害者にも成育歴に問題があるケースが多い、なども論外です。
DV加害者はとても狡猾だからあらゆる人が巻き込まれます。

そんな傷ついて未成熟で弱い小さな存在に恐怖でコントロールされてしまう前に、
DVの場合はまず逃げてほしい。できれば暴力が起きる前に。

何も考えずにまず逃げる。絶対にもう一対一では向き合わない。
危険ですから。そこが大事です。

相手はあらゆる手段と甘い言葉を使って、嘘も平気です。
何を言ってもだまされないで。
本人は嘘を嘘だと思ってはいません。
そんな認識はしていないので。会話は成立しません。

相手が見せてくる存在はすべて幻想です。
真の姿は醜くおぞましい、しかし小さな弱い存在。

命を最優先して、生活を再スタートさせてください。

これはるこっくからの真剣なメッセージです。
あなたが逃げ出したことはまったく間違いではありません。

でも厳しい言葉をひとつ。
落ち着いたら思い出してください。

逃げ出せたならこれからの行動に振り返りも必要です。
なぜそんな目にあったのか、そんな人間が近づいてきたのか。
隙があったとかじゃないのです。


あなたはもっと自信をもっていていいはずです。
鋭い目を取り戻し、自分をもっともっと大事にしてあげてください。
そんな目にあったからと言ってあなたに非はないのです。

ちょっとした隙を見つけるとDV人間は入り込んでくるのです。
弱っている人に、まるで病原菌のように。そしてあなたを閉じ込めてしまう。

かなしいけれどこの経験を免疫力に変えて、生き抜いてください。

笑って安心して眠れるようになるまで少し時間がかかったとしても、
あなたはあなたを生きようとしている。だから逃げようとしている。
その希望ある未来をるこっくは応援します。

ちょっと何わけわかんないこと言ってるの、という人がいたらごめんなさい。
でもどうしても伝えたかったのです。
つたない言葉ではありますが。


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