眠れない
眠れなくて
眠くてたまらないのに眠れなくて
さらに眠気が大きくなり
歩いていても眠い。
そんな時期がありました。
立っていても、一瞬で寝てしまう。
座ったらもうすぐ眠気が起こり
一度寝たらもう起きないかもしれない、と心の中で思っていました。
それでもふつうに夜眠り、朝早く目を覚まし、
落ち着いたサイクルで生活したい、と切望していました。
その当時のことを思い出すと
こりごりだし、もう眠いときは寝て、無理にがんばるのはやめよう。と
眠れなかったこと自体に冷たい何かが心にふれるようなこわさを感じるのです。
無事に今を生きられるようになってよかった。と。
ようやく病院に行き、そこで静かに「過覚醒ですね」、と言われたのを憶えています。
その眠れない夜は一時間おきに、時報のようにたいていきっかり目を覚まし
もう時計を見るのもいやになっており、
家族と過ごすたいせつな時間の中でさえも
急に襲ってくる寝不足による強烈な眠気に奪われ
外を歩いているのに、容赦ない眠気は
立ち止まりちょっとほっとすると眠くなる。
そんなおそろしいものでした。
眠れない理由を取り除くことで
驚くほどすぐに眠れるようになり
いまはもう
「どうやって眠るんだったかな」
と思うこともなくなりました。
眠れることがしあわせです。
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