戦後70年の8月15日です。
この時期どこを見ても
日本のお盆とは戦争と向き合う日、になります。
何度も放映されている火垂るの墓。昨日そっと見ました。
実写版もありました。
何回目でしょう。見る側もおとなになり、受け止め方も変わりました。
最初はただただ悲しかった。
こどもたちが家を失くし、親も亡くし、食べるものもなく。
そしてずいぶんおとなになったいま。
親にもなったいま。とても怖いです。
同じ状況だったらわたしもあの叔母さんのように
せっちゃんをかわいがれなかったかもしれない。
わが子だけをおなかいっぱいにしようとしたかもしれない。そのことが。
中学生が自分で妹を荼毘に付すなんて考えただけでも苦しい。
栄養失調になり、ただやせ衰えていく。
いま子どもたちをおなかいっぱいにして
あせもにならないように毎日お風呂に入れることのありがたさを
ただ思うのみです。
だれもがみんな、苦しかっただろうあの日々を乗り越えてくれたから
いまのわたしが生きている。そのことに報いるには。
想像するほかない私たちがそれを繰り返すようなことがないように
そのためにできることを、あきらめないでいなければ。
生き残ってくださったみなさんに安心してもらえるように。
ああ、自分たちが生き残ったのは意味があった。
人生はそう悪くない。
もう生き残った自分を責めなくてもいいかな。と
思ってもらえるように。
この国の憲法は戦争を放棄していることをうたっています。