はれ、ときどき一期一会

2024年も走り続けることにした。

ブルー、インクブルーに夢中

青いインクにとりつかれてしまってどのくらいになるのか

かなり遠くを見て思い出してみると

万年筆だった。





棚になるものすべてにロックオンしていた子ども時代。


万年筆のインクボトルを見たとき、

なんだかものすごくわくわくして。

さわらずにはいられない。


ちょっとおかしいのはそのころからだったのだ。

ペン先を傷めると心配する祖母など気にもせず

暴君、あらゆるいたずらをしてきたので、恐れるものなど何もない。

しかもいたずらだなんてまったく思ってもいなかった。

ねじをみたらドライバーをもってきてゆるめてしまう。

ミシンも工具も、ワガモノ顔でさわっていたのだから・・・

ごめんなさい・・・


とんでもないその毎日の行状は今思い出すともう気絶しそう。


そんな「祖母の大切にしているもの」シリーズを

ひたむきに追及するおばか孫娘。

誰よりもかわいがってもらっておきながら・・・



美しい万年筆もそう。

青いインクはたしかにすこし手について・・・

いやたくさんついてたのかも・・・



描くこと、書くこと、どちらもすきなこどもだったので

いたるところにもちろんその記録が・・・

ぞっとするのは「油性マジック」


テーブルの裏側にもぐるぐるぐるぐる・・・


ああ、ごめんなさいお母さん。ほんとにごめんなさい。


母にも一生頭が上がらない。

虫取りに行って虫かごにいっぱいいろんな虫たちを入れて帰ってくるような女の子を

育ててくれてありがとう。


ああ、ブルーインクで思い出すのはそんな子ども時代です。

だいすきなユニボールピジョンエリートの後継なのかしらこのペン。

今度こそ箱で買わなくちゃ。


『ユニボール エア』|2015年|プレスリリース|三菱鉛筆株式会社