はれ、ときどき一期一会

2024年も走り続けることにした。

自慢の一着、があった話。

今週のお題「自慢の一着」


おうち時間だいすきるこっく、初夏の巣ごもり準備に余念がないです。

衣替えを意識しながら、セールもこっそりのぞいています。
ちゃっかりですか?
おうち時間なのに服いるの?
もちろんです。
すきな服を着ているとどこにいても元気でいられます。


お気に入りの一着、といえば・・・


母さん、あの服、どこへいったでせうね・・・



また、はじまりましたよ、何かを思い出すたび、出てきますこの詩が。


「かあさん
 ぼくのあのぼうし、
 どうしたでせうね・・・
 ・・・
 うすいからきりづみへいくみちで・・・」


       ※詳しくは映画、「人間の証明」をご確認ください。



いやほんとに
どうしたでせうね、あのお気に入りの服。


残念なことにお気に入りの服はなぜか災害など悲しい状況で失うことが多かったです。

なのでお気に入りの服を手に入れることをためらうようにもなりました。


いまもいちばんのお気に入りの服、自慢の一着と言えるのは、

とっても着心地のいい麻のワンピース。
日本の麻ともちがって、かなりパリッとしていて色味も絶妙でした。
初夏から真夏まで大活躍したワンピースでした。

カフェですてきなご婦人から「あなたとても素敵なワンピース着てるわね。」
と声をかけられたときはびっくりしましたが、うれしかった。

そんな素敵な人に声をかけられ、服を褒められたことも、
なにしろお洒落で粋な祖母が見立ててくれたものでしたから。
まるで祖母を褒められたかのようにも思えて。

着ていると出先でそんな不思議なエピソードがたくさん起こるワンピースでした。


それが今までで一番お気に入りでした。自慢の一着と言えます。

もう会えないのかしらね。




おしゃれな服とは少し距離を置くようになりましたが、
ジーンズは熱心に選び続けています。

ジーンズ履いてれば機嫌がいい、とさえ言われたりしています。
そんなことはないのですが・・・いや・・・そうかも・・・です・・・

フォーマルがきらいなわけではないのです。
でもできればフォーマルもデニムで仕立てたい・・・いや、ま、さておき。



これまでに数えきれないほど履きつぶしたジーンズのうち、
たった一本だけ、すごくいいジーンズがありました。


そのブランドはすでになくなってしまったので
しばらくリーバイスを履いていました。もちろんとてもすきです。

でも、あのジーンズほどの履き心地じゃない。
どこにも替わりはないものなのだろうか。
探したこともあります。
同じ国のブランドとかテイストが近いものとかないのかな、と。
そんなにジーンズすきだったんだな、それほど気に入っていたのですね。


いろいろ履いてみながら、探し続け、
ずいぶんたって出会ったのが

「Back Number」の『Made in NIPPON』でした。

prtimes.jp


この素材、ずっとすきです。毎日履いていたい。いつでも着ていたいかも。





そしてごく最近、
ようやくお気に入りの服をまた見つけられるようになってきました。
これも自分と向き合う時間が増えたおうち時間のおかげだと思います。

それに少し気持ちも自由になってきたからかもしれません。


すべて自己管理、自己責任でのおうちオフィス
負荷が高い部分もありますが、
遅ればせながらそろそろほんとうの意味で自立する時期だった。


STAY HOME だけど、またいつかのような自慢の一着を探します。


今年中に自慢の一着が見つかったらラッキーです。