って思っているのに、
すごく気にしているのに。
名前や誕生日や身近なキーワードをパスワードにするな。
長いパスワードにしろ。
そんなこと関係なく侵入されるのだけど。
あるところから「ログインのお知らせ」がきた。汗びっしょりになった。
そんな時間にログインしていません。
こんなところにまで不正アクセスはきていて、
世界トップクラスの若い富豪が議会で謝罪や証言をしたところで
なにも安全ではないのは変わりなく、個人情報は格安でちゃっかり利用されている。
いつの間にかいろんなところに個人情報はもれいづる。
最初に言ってほしかったな。そういうものだよ、と。
そういえば一度も聞いたことなかったな、ブラウザ使うようになったころから一度も。
気づかなかったのかな。うとかったのかな。ああ、愚か過ぎたのか。
残念だけど遅い。
開発目的が目的だから、情報がもれるのは仕組み上あたりまえ。
だけどインターネットを使わない生活はもうたぶんできないだろう。
それでも少しずつ距離を置くことにしてきたのは正しかった。
これ以上丸裸で生活したくないし、なにしろ広告の量がすごい。
メールも監視されてて息が詰まりそう。どんなオプトアウトもむなしいほど。
ただそっと暮らしていたいのだ。
あらゆる場面で広告を送りつけられる。
ぞっとするような表現もかなり多い。
気分を害するような広告表現は目に入っただけで苦痛。
スローフードのように、
ゆっくりと時間がかかっても
しみこむころには意味のあるものになっている。
そんなスタイルがどうやらあっているようだ。
wikiらないし、ググらない、あわてない。
すぐ役立つことばかりで生活しているわけではない。
知りたいことは落ち着いた確かな場所からしか学べないから。
静かに思考を巡らせる時間をただ取り戻したいのだ。
さよならは言えないけど、
あなたはちょっとしつこかったみたい。
せつなくならないのが最高にうれしいけど。
さて、いい仕事をしよう。